自分でワキガかどうかをチェックする方法
ワキガの臭いは個人差が非常に大きく、人の嗅覚なども個人差があるため、臭いがあるかどうか、またその臭いがワキガなのかどうかは判断が難しいとされています。
汗をかいているだけではワキガの可能性があるとはわからず、また、臭いがしてもそれがワキガかどうかは簡単には分かりません。
しかし、臭いではない別の様々な観点から、
ワキガなのかまたなりやすい体質なのかを判断することができます。
該当するものがあれば、ワキガの可能性やワキガになりやすい体質であるので、
気を付けたほうがいいと言えます。
ワキガのチェックポイント
耳垢のタイプとして、カサカサとしている耳垢の人とやわらかく湿っている耳垢の人がいますが、後者の湿っている耳垢の人はワキガ体質であるといえます。
なぜ、湿っているとワキガ体質なのかというと、耳の中にワキガの原因となるアポクリン腺が多いからです。
耳の中のアポクリン腺が多いということは、脇の下にも多いと考えられます。
また、耳の中の毛が太くて多い場合などもワキガ体質の可能性が高いといえます。
ワキ毛が多いとアポクリン腺が多いとは一概に言えませんが、女性の場合は、毛の太さがしっかりと太く、1本の毛穴から2本の毛が生えているような人はアポクリン腺が多いと言われています。
一方、男性の場合は、柔らかくさらっとしているワキ毛が広範囲に生えている人がアポクリン腺が多いと言われています。
このように男女の差がありますが、このようなタイプの毛が脇の下だけでなく他のアポクリン腺がある部位である陰部や乳輪などにもあるかどうかもチェックしてみると良いでしょう。
特に制汗剤などを使用していないのに、
脇の下に白い粉のようなものがついている場合は、ワキガ体質といってよいでしょう。
この白い粉は、アポクリン腺からの分泌物の結晶だからです。
アポクリン腺から出る汗には、
タンパク質や脂質、糖質、アンモニアなどの様々な物質が含まれており、
少し粘り気を帯びています。
これらの物質は、アポクリン腺から出る汗に特徴的なもので、
この汗が服につくことにより、黄ばんでしまうのです。
つまり、洋服の脇部分の黄ばみはアポクリン腺からの分泌物によるものなので、
黄ばみやすい場合はワキガ体質といえます。
このように、臭い以外の客観的な状態を観察することで、
ワキガ体質であるかどうか、ワキガになる可能性が高いかどうかを判断することができます。