病気による体臭への影響
体臭は身体の健康のサインのひとつだと言われています。
例えば体調が優れないときや、便秘のときなどに体臭がきつくなるというのは誰でも経験したことがあると思います。
健康のバロメーターは一般的には顔色や肌、爪、舌、目などが上げられますが、
体臭もまた病気のシグナルを発しています。
具体的に、病気によって体臭が変化するものには糖尿尿や腎臓病、肝臓病などが挙げられます。
それぞれの病気で体臭の種類も変化するという特徴があります。
例えば、糖尿病にかかると身体の臭いが甘酸っぱい臭いに変化します。
腎臓の病気にかかるとアンモニア臭がするようになります。
また、胃腸の調子が悪くなると、口臭が強くなるというのも有名な話です。
体臭で病気を判断する
糖尿病
糖尿病にかかると甘い臭い、甘酸っぱい臭いがするようになります。
これはアセトン臭と呼ばれる臭いで、極端なダイエットを行っている人にも見られます。
肝臓、腎臓の病気
体臭にアンモニア臭が混じるようになります。
いわゆるおしっこの臭いです。
肺や気管の病気
体臭に腐敗臭が交じり合ったような臭いがするようになります。
空気の通り道となる部分に炎症や病気などが起こると、化膿した臭いが体臭として発散されます。
良く言われるのが肉が腐ったような臭いです。
胃腸の病気
体臭に卵が腐ったような臭いがします。
胃腸で十分に消化できなかった食べ物から硫黄系のガスが分泌され、これが血液に混ざり合って体臭として発散されることに原因があります。
便秘や自律神経失調症
体臭に便のような臭いが混ざると便秘や自律神経失調症の疑いがあります。
腸内に溜まった便から発せられるガスは血液に溶け込んで体臭として発散されます。
体臭対策をしても臭いがするときには
デオドラントグッズを利用したり、毎日お風呂に入って身体の清潔を保っているのに体臭がひどくなる一方だ、
という場合には内臓になんらかの異変が起きていると考えるようにしましょう。
ストレスや暴飲暴食などで一時的に身体の臭いが強くなることはありますが、これに該当しないにも関わらず臭いがする、
というときには内科などで相談して適切な処方をしてもらうようにしましょう。