臭う汗と臭わない汗

汗は汗腺という部分から分泌されています。
汗腺はエクリン腺とアポクリン腺の2種類が存在していて、それぞれ性質の異なった汗を分泌します。

 

エクリン腺

エクリン腺は身体全体に広く分布している、比較的小さな汗腺になります。
その量は1平方cmあたり100個以上。
エクリン腺から分泌される汗の特徴はサラサラとしていて臭いが少ないという点が挙げられます。

 

しかし、夏場にエアコンの効いた部屋や運動不足、
湯船に浸からずにシャワーで済ませるなど汗をかかない習慣ができるとエクリン腺が劣化し始めます。

 

すると、汗がベトベトしたものになって臭いが強くなる傾向に。
現代人は臭いのある汗をかきやすい環境にあると言えます。

 

アポクリン腺

アポクリン腺はワキや生殖器など、一部分に多くある汗腺で、エクリン腺と比較して大きいという特徴があります。
アポクリン腺から分泌される汗には皮脂やたんぱく質などが多く含まれているので粘り気のある臭いの強いものとなります。

 

体臭の原因はアポクリン腺より分泌される汗がほとんど。
ワキガや体臭の強い人は普通の人よりもアポクリン腺の数が多かったり、発達していることが分かっています。

 

臭わない汗をかこう

日本人は臭いに対してとても敏感ですので、
デオドラントスプレーやデオドラントペーパーなどを活用する人が多い傾向にあります。

 

中でも入念な制汗を行う【デオドラント依存症】にかかってしまう人も。
デオドラントは確かに体臭対策に効果的なのですが、過度な使用は汗腺を塞ぐ原因になったり、肌にとって必要な菌まで退治してしまうリスクがあります。これらが起こるとより体臭が強くなって、さらにデオドラントグッズに頼ることになるという悪循環が生まれることもあるので注意が必要になります。

 

臭わない汗をかくためには、汗腺を鍛えることが有効になります。
普段から汗をかく習慣の無い人はかなり汗腺が衰えていると考えましょう。

 

汗腺を鍛えるためには、汗ばむ程度の運動を行ったり、ぬるま湯で半身浴を行うなど、汗をかくことが重要となります。始めのうちはベトベトの汗が出るかもしれませんが、次第にサラサラの汗が出るようになってきます。

 

汗をかいたときには、デオドラントグッズを利用してもいいのですが消臭作用のある天然成分(植物由来エキスなど)を配合したウェットシートで身体を拭くだけで十分に臭い対策を行うことができます。

 

もしもワキガが気になる、体臭が強くて困っているという人はロールタイプやクリームタイプのデオドラントグッズを利用しましょう。銀イオンが配合されているものや、塩酸ベンザルコニウムが配合されているものは殺菌作用が強く、効果的な体臭対策を行うことができます

 

また、食事内容の見直しも汗の質を変えるために必要です。
普段の食事から摂取した食べ物の臭いは少なからず体臭として発散されています。

 

肉中心の食生活を行っていると、
皮脂腺から分泌される皮脂の量が増えて酸化した皮脂独特の臭いが体臭として発生するようになります。
肉中心の食事から野菜中心の食事に切り替えること、水分をしっかりとってサラサラの血液を保つことが大事です。