中程度のワキガは、飲み薬とボトックス注射による治療がメイン

ワキガの程度が軽度から中度の場合は、まず投薬を試みる形になります。
投薬の効果を見て、次に進むかどうか決める形が多いようです。

 

また、薬を飲みながら、食生活の改善や生活習慣の改善を指導される場合もあります。
せっかく治療をしていても、ワキガの臭いが強くなる生活をしていては、効果が出て来にくいからです。
ワキガの治療には薬だけでなく食生活や生活習慣の改善が不可欠といえるのです。

 

 投薬と手術の中間に位置する治療

 

軽度から中度の場合で、投薬などでも効果があまり得られなかった場合に行う、手術ではない治療があります。

 

(1)ボトックス注射

ボトックス注射とは、毒性を排除したボツリヌス菌の毒を脇の下に注射するという治療です。
ボツリヌス菌の毒は、汗を出す命令を出すための神経伝達物質であるアセチルコリンの分泌を抑える効果があるため、汗を抑えることが可能です。

 

この方法は汗全体に作用するので、アポクリン腺だけでなくエクリン腺にも作用します。
ワキガと多汗症を併発していたり、ストレスなどからくる汗が多い人にはとても効果的です。

 

注射なので、傷跡な残らず、治療時間も非常に短くですみます。

 

しかし、問題は費用です。
このボトックス注射は、一度注射すれば二度としなくては良いというものではありません。
費用は1回5〜10万円程度かかりますが、この注射の効果の持続は6ヶ月程度となっているため、半年ぐらいでまた注射をする必要があります。

 

ただし、重度の原発性腋窩多汗症と診断された場合は、保険適用が認められることになっています。

 

(2)レーザー治療

レーザーをあてて、汗腺を燃やすとういう方法で、「ミラドライ」と「レーザー・デオドラント」という2種類があります。

 

跡も残らず、痛みもほぼありませんが、再発の可能性もあるので、その点を理解しておく必要があります。
費用は8万円〜15万円ほどかかります。

 

(3)電気凝固法

脇の下の毛根に針をさして、電流を流し、わき毛とアポクリン腺と皮脂腺を壊すという方法です。
わき毛の脱毛も一緒に行える形になるので、その点では一石二鳥なのですが、治療という範疇には入らない場合が多いため、保険はほぼ適用されないと思っておいたほうがよいでしょう。

 

費用は1回3万円ぐらいからですが、継続的に通う必要があります。
また、麻酔を使用しなければ、かなりの強い痛みがあるので、痛みに弱い人は注意したほうがよいでしょう。

 

この方法も完全に臭いを取り除けるという保証はないので、ワキガの再発の可能性は頭に入れておく必要があります。