加齢臭とは一体どんな臭いなの?

加齢臭の歴史

もともと日本人は体臭が少ない体質でした。
それは、肉類や脂分の多い食事をあまりせず、
野菜や魚を多く食べる和食中心の食生活を送っていたためと言われています。

 

しかし、日本人の食生活が欧米化していくにつれ、
体臭の問題がクローズアップされるようになりました。

 

特に、中年以上の男性が発する臭いが目立ち、
おじさんの発する臭いとして「オヤジ臭」などと呼ばれていました。

 

そして、2001年に化粧品メーカーの資生堂の研究チームが、
この「オヤジ臭」と言われる臭いの原因の一つとして「ノネナール」を発見し、
この臭いが「加齢臭」と名づけられ、世間一般に認知されるようになりました。

 

臭いは存在していたものの、その正体がわからない状態が続いていたため、
「加齢臭」という名前の歴史は非常に新しいのです。

 

臭いの特徴

「加齢臭」の臭いは、よく青カビのような臭いとか、古本のような臭い、ブルーチーズの臭い、ろうそくの臭いなど、様々な表現をされます。
脂臭いような青臭いような両方が混じった臭いなのです。

 

臭いの好みには個人差が非常にありますが、
加齢臭に関しては9割近い人が嫌いと答えています。
それだけ支持されない臭いなのです。

 

問題なのは、加齢臭は非常に不快な臭いといえますが、体臭というのは、本人は毎日嗅いでいるため、嗅覚が慣れてしまうと感じなくなってしまうことです。
すると、その臭いをケアしないままになってしまい、周囲の人から嫌がられてしまいます。

 

日本人と臭い

日本人は非常に臭いを嫌う傾向があります。
欧米人の場合は、臭いも個性の一つであり、自分自身を演出するものと捉えられるようですが、日本人は無臭を好むため、例えば香水の匂いでも不快に思う人が非常に多いのです。

 

日本人がそのような傾向にあるのは、やはり元々体臭が少ないからというところにあるのでしょう。
しかし、加齢臭をはじめとする体臭が強くなってくると、その臭いに関係する心配もいろいろ出てきます。

 

臭いを気にしすぎてしまい、精神的に参ってしまう場合もありますし、臭っていないのに臭っていると思い込んでしまう「自臭症」という病気もあります。
加齢臭についても、気を付ける必要がありますが、あまり思いつめてしまうと、心の病気にまで至ってしまいます。

 

嗅覚が慣れてしまって、自分で臭いが判断できないようであれば、身近な人などに確認してみて、臭いが強いようなら、その臭いを改善する方法を実践していく必要があるのです。